プログラムは、ソースコードを順番に実行するだけでなく、入力されたデータによって、処理を振り分けたり、指定した回数分処理を繰り返すことがあります。
プログラムを流れを制御する文を「制御文」といいます。
Pythonにおける制御文には、if文・for文・while文があります。
それぞれの制御文を簡単に説明をします。
Pythonの制御構文
if文
if文は、条件分岐に使用される制御構造です。条件式がTrueの場合に、ifブロックの中の処理が実行されます。条件式がFalseの場合は、elseブロックの中の処理が実行されます。
if 条件式:
条件式がTrueの場合に実行される処理
else:
条件式がFalseの場合に実行される処理if文やelse文の末尾にコロン「:」が付けることを忘れないでください。また、条件式は、必ずインデント(タブやスペース)を揃える必要があることに注意してください。
複数の条件を指定する場合は、elifブロックを使用します。
if 条件式1:
条件式1がTrueの場合に実行される処理
elif 条件式2:
条件式2がTrueの場合に実行される処理
else:
条件式1,2がFalseの場合に実行される処理for文
for文は、繰り返し処理に使用される制御文です。for文を使用することで、リストやタプル、文字列などのイテラブルオブジェクトの要素を一つずつ取り出し、処理を実行することができます。
for 変数 in イテラブルオブジェクト:
変数を使用した処理リストの内容を出力する場合は以下のようになります。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
for fruit in fruits:
print(fruit)出力結果は以下のようになります。
apple
orange
bananawhile文
while文は、条件式がTrueの間、繰り返し処理を実行する制御文です。条件式がFalseになると、while文から抜け出します。
while 条件式:
条件式がTrueの場合に実行される処理例えば、1から5までの数字を出力する場合は以下のようになります。
num = 1
while num <= 5:
print(num)
num += 1出力結果は以下のようになります。
1
2
3
4
5まとめ
以上が、Pythonの制御文(if文、for文、while文)の説明です。これらを組み合わせることで、複雑な処理も実現することができます。
それぞれの制御文の詳細ページも作成しているので、訪問してもらえると嬉しいです。
Python 掲載一覧
漢文家族には、下記のPythonの記事があります。
気になるところからチェックしてみてください。
【Pythonの基本】
第1回 Pythonとは?
第2回 基本文法
第3回 変数とデータ型
【文字列】
第4回 文字列
【文字列関数とメソッド】
第7回 文字列の長さを調べる:len関数
【辞書型】
第9回 辞書型
第10回 辞書型(要素の情報の取得・要素の検索・辞書型のコピー・リスト型から辞書型を作成)
【制御構文】
第11回 制御構造(if文、for文、while文) 今ここ
第12回 if文
第13回 match文
第14回 for文
【日付と時刻】
第15回 日付と時刻
第16回 文字の日付を日付型に変換する
第17回 日付型の日付を文字型の日付に変換する
【その他】
第18回 バージョンの確認方法
プログラム学習に限界を感じていませんか?


